サブリース 一括借り上げ オススメしない理由
初歩的な話ですが、賃貸借契約において
基本的に借り主と貸し主の権利関係は相反関係にあります。
貸し主は家賃を少しでも高く貸したいし
借り主は少しでも安く借りたい
その他にも入居の上で相反する部分は
入居が長くなればなるほど増えていきます。
それを間に入ってコントロールするのが
不動産業者の役割の1つでもあります。
さて、サブリース契約は
貸し主である大家さんと借り主である不動産会社の契約になります。
(正式にはマスターリース契約と呼びます)
借り主である不動産会社は当然、少しでも安くサブリースの契約をしたい
のです。
安く借りて高く貸す。
これは事業者としては当然の考えだと思います。
本来、不動産会社と貸し主である大家さんは利害関係が一致していなければ
良い賃貸経営はなりたたないと思うのですが、サブリース契約においては
今述べたように利益関係が相対します。
私は以前、中堅のサブリースが管理物件の2/3を占める会社で
毎日サブリース契約の値下げ交渉を50件以上行いました。
高く借りているところは下げて貰い
安いところは更に安く、もしくは現状
古くなったら解約もしくはリニューアル工事の受注を取る
今、サブリース契約をやめたい、考え直している
と言う人の気持ちは、よく分かります。
ただ中には、サブリース契約に守られている大家さんも
いらっしゃいます。
やめるのを検討中の方は今の物件周辺の市況をよく把握して
結論を出して下さい。
具体的な相談などがありましたらいつでもご相談にのります。
こちらから遠慮無くご相談下さい。
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